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歳をとること
date2024.03.18

うちの患者様はご存知なのですが、私は今鍼灸科に通っている社会人学生です。

今は春休みなのですが、

大体学校がある日は16時35分着の新幹線で帰ってきて、
17時30分から歯科医院を開けます。

学校の終わりが遅い日は19時から仕事をします。

2年間通い続けて、今度無事に3年生になります。

鍼灸科最後の一年を迎えるわけで、

日頃から家族や患者様には多大な協力を頂いていて、

本当に自分は恵まれていると思う事ばかりです。

前置きでしたが、
今日は「歳をとること」についてを話します。

日頃からよく患者様から言われる言葉があります。

それは、

「先生はまだ若いからね。私はもうダメよ。歳をとってしまって、意欲も気力も無いもの。」

これは本当によく言われるセリフで、今までめちゃくちゃ違和感を感じてきました。

反発したり、何かを説いてもぶつかるだけだし、

どうやったらこの言葉を解消出来るかとずっと考えてきました。

最近やっと落とし込める事が出来たので、それを書きたくなりました。

まず歳をとって意欲や気力が無くなるのは当然の事なんですね。

東洋医学を学ぶ中で、それが自然の事だと再認識しました。

命はいずれエネルギー不足で燃え尽きます。

今10代の人であっても、0歳の赤ちゃんであっても必ずそうなる、それが命の定め。

だから、「歳くっただな〜」と思う事は、単に自然にみんなに平等に訪れている事を、
身を持って感じているだけなんですね。

老化という細胞の変化を日々感じるからです。

でもそれは、
あなただけに起きている事では無い話なんです。

歳をとる=悪いイメージ というのも連鎖で、
社会的に語り継がれてそれが一般化しているだけの話。

なぜ歳をとることがネガティブに捉えられるかは、

死に向かって生きている苦しみをせめて和らげたいという、
自虐行為なのだと思います。

自分を卑下して、笑いをとるように。

でも、本当にそれは真実なのでしょうか。

きっと誰にも人生の壮大なドラマがあります。

様々な経験、悲しみ、喜び、

全てあなたはそれを乗り越えて来たはず。

そして今、平凡な飽きない毎日を過ごしている。

充分に、立派な事なのでは無いでしょうか?

「私なんてダメよ〜、歳をとったら意欲も体力も無くて。」

という言葉。

きっと正しくはこう書き変えられます。

「私はね、もう充分に経験してきた。
何が自分を楽にするかを知っているの。
だから今は自分を甘やかして、沢山愛してあげたい。」

あなたの人生の主役は、あなたです。

最愛の夫も子供も、周りの人達も、

全てサブキャストです。

あなたが経験してきた事、選ぶ事、全てがメインのシナリオ。

「運命」とは、「命を運ぶ」と書きます。

あなたしか、あなたの命を運んで来れませんでした。

今まだその命を運んでいる途中なら、

ぜひ、

自分のこれまでとこれからを、
尊重していきましょう。

私もあなたと同じです。

この命、燃え尽きるまで一緒に楽しみましょう。

ではでは、またささいな日常を書きます!

今日も何も無くて最高〜
何かあったなら、それも良かった〜
良くない事があっても、それも必ず何とか出来る〜

なぜなら、
この世界はあなたの世界だからです!

また!
すぐお会いしましょう!

いつも、ありがとうございます。

寧子(やすこ)

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